国際会計研究 2006年度 春学期
(月曜2限)
◇講義内容
最初に会計基準をめぐる国際的な動向を概観したうえで、国際会計基準審議会(IASB)から現在公表されている「国際会計基準(IAS)」ならびに「国際財務報告基準(IFRS)」のうち主要な基準について検討を加えます。
具体的には、IASBにおける基準設定の現状について2回講義を行った後、レポーターを決めて教科書を輪読します。輪読に際しては、日本基準に関する知識は所与とし、IAS/IFRSと日本基準との差異の確認ならびに差異の淵源の探求を念頭においた報告とディスカッションを求めます。
日本基準に関する知識が十分ではない場合には、対応する日本基準の予習を行う必要があります。
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◇講義スケジュール&配布資料
(講義スケジュールは、授業の進行状況によって随時変更になることがありますので、ご注意下さい。)
日 程 | 講 義 内 容 | テキスト | 担当 | ||
1 | 4月 | 17日(月) | (1) 会計基準の設定をめぐる国際的な動向 | 2章 | 辻山 |
2 | 24日(月) | (2) 業績報告をめぐる基準設定の国際的な動向 | 1章 | 辻山 | |
3 | 5月 | 1日(月) | (3) 金融商品の会計 | 3章 | 高橋 |
4 | 8日(月) | (4) 有形固定資産の会計 | 5章 | 石川 | |
(5) 減損会計 | 9章 | 平井 | |||
5 | 15日(月) | (6) 投資不動産の会計 | 6章 | 岩間 | |
(7) リース資産・負債の会計 | 7章 | ||||
6 | 22日(月) | (8) 無形資産の会計 | 8章 | 伊藤 | |
(9) 外貨建資産・負債の会計 | 10章 | 赤塚 | |||
7 | 29日(月) | (10) 引当金・偶発債務・偶発資産および後発事象の会計 | 12章 | 原 | |
(11) 収益の会計 | 13章 | 八木 | |||
8 | 6月 | 5日(月) | (12) 工事契約の会計 | 14章 | 武田 |
(13) 借入費用の会計 | 15章 | 丸尾 | |||
9 | 12日(月) | (14) 年金費用の会計 | 16章 | 佐藤 | |
(15) 株式報酬の会計 | 17章 | 野村 | |||
10 | 19日(月) | (16) 会計方針、会計上の見積りの変更および誤謬 | 18章 | 江上 | |
11 | 26日(月) | 休講予定 | |||
12 | 7月 | 3日(月) | (17) 企業結合 | 20章 | 大橋 |
13 | 10日(月) | (18) 連結財務諸表 | 21章 | 旭 |
◇参考テキスト等
テキスト:神戸大学IFRSプロジェクト・あずさ監査法人IFRSプロジェクト,『新版 国際会計基準と日本の会計実務』, 同文舘出版, 2005年。
参考文献:IASB, International Financial Reporting Standards 2006, IASB.
企業会計基準委員会(ASBJ)訳,『2004国際財務報告基準書』, レクシスネクシス・ジャパン株式会社, 2005。
桜井久勝編,『テキスト国際会計基準』, 白桃書房, 2003年。
3.評価方法
レポート、授業への貢献度などにより総合的に判断します。
4.その他の留意事項
受講生は常にIASBのホームページ(http://www.iasb.org)に注意を払 って下さい。